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アイドル感染拡大
¥800
SOLD OUT
アイドルに感染した者は皆アイドルになり、この社会は笑顔に包まれる。 196 ページ、約22万文字を超える大ボリューム。 ももクロをはじめ、東京女子流、スマイレージ、Berryz工房、℃-ute、さくら学院、BABYMETAL、SPEED、Perfume、演劇、サイリウム、ラブライブ!AKB48、私立恵比寿中学、アリスプロジェクト、地下アイドル、地方アイドル、ヴィレッジヴァンガード、あまちゃん、マキシマムザホルモンなどなどを取り上げた、まさに文化評論の決定版! ももクロ論壇第三弾『アイドル感染拡大』 http://jitsuzonfuyu.blog111.fc2.com/blog-entry-2104.html
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ILLUMINARE ももいろクローバーZ音楽論
¥600
SOLD OUT
「ももいろクローバーZとは一体なんなのか」。この問いに挑み続け第二弾の刊行となりました。前回はももいろクローバーZについての総論と、その刊行当時までのももクロの歴史を記す意味合いがありました。ももクロの成長スピードの異常さに「今すぐにでも出さねば」という想いに駆られたのです。 今回はセカンドアルバムを受けて同人誌制作を決意しました。ももクロは何か新しいことを始めると必ず賛否両論が巻き起こります。僕は賛否両論が起こる事に対して興味がありますが、さらに「賛成している人たちの無自覚さ」「否定している人の無自覚さ」にも興味があります。その部分を解明することでももクロとは何かという問いに一歩近づけるのではないかと考えているからです。 ももクロの音楽は特殊であり、音楽面でも強く惹きつけられている人たちがいます。音楽の知識が豊富な方も惹かれるし、あまり音楽を聴いてこなかったような人たちもなぜかももクロの音楽が耳にこびりついて剥がれないということが起こっています。 「ももクロの音楽って一体なんなのか」。今回の同人誌のテーマはこれです。 ももクロの音楽は聞ける音楽でもあるし体感できる音楽でもあります。それを踏まえできるだけ多面的に語り、さらに楽曲ファンや音楽の知識が無い方でも読むに耐えるようなものを目指しました。 そのためできるだけ難解な音楽用語を避け、わかりづらいと思われる単語は注釈で補うようにしてあります。ももクロ自身が難しい言葉を語らずに我々の胸を打つのに学び、この同人誌でも難しい表現ではなく平易な表現を用いました。 この本を読み終えることでももクロの音楽の深みに気付くことでしょう。 タイトルの『ILLUMINARE(イルミナーレ)』は「天からの啓示」という意味を込めて付けました。ももクロの天啓に撃ち抜かれたみなさまが、さらに思考を深めていただけたら執筆陣一同望外の喜びです。 【同人誌の内容】 今回はももクロの音楽に焦点を当ててみました。 原稿の他にアルバムとB面C面曲のレビューが目玉です。 特にファーストとセカンドの26曲は3人のレビュアーによるクロスレビューです。 必ずや新たな発見があるでしょう。 音楽好きはもちろん、音楽に詳しくない方にも読みやすい内容となっておりますのでぜひご覧下さいませ。 以下目次 『ももいろクローバーZの音楽』 (くら執筆) 第1章 ももいろクローバーZの楽曲の特徴 ◆言葉の面から ■歌詞のレパートリーについて ■歌詞の特徴 ・固有名詞が入っていたり、タレントの特徴に特化していること ・性的な表現を極端に避けている ◆音楽の面から ■楽曲のレパートリー ■単純な繰り返しを避ける ・1番と2番でメロディを変える ・メロディは同じでも、伴奏を変える ■一般的な楽曲構成と異なる曲が多く存在する 『コノウタ』・・・勝負球はストレートど真ん中 『Z女戦争』・・・いつもより串が長い焼き鳥 『BIRTHφBIRTH』・・・生まれ変わり続ける蝶のように 『空のカーテン』・・・3曲分のお仕事 ・Cメロの肥大化 ・少々道に外れて~現代のソナタ形式『走れ!』~ ■ラップともセリフとも言えない、掛け声のようなパートが存在する ■音、楽器が多い ■効果音の挿入 ■カラオケで歌えない ・AKB48とももクロの方向性の違い 第2章 ももクロは何故売れたのか ■J-POPにとっての90、00、10年代 ・90年代~CDミリオンヒット&カラオケ全盛期~ ・00年代~音楽不況とITの波~ ・10年代~アイドルの時代~ ■動画サイトとmp3プレイヤーに合った音楽 ■2つの動画サイト ・ニコニコ動画について ・YouTubeについて ■ももいろクローバーZの音楽と動画サイト ・ニコニコ動画的な曲展開を持つももクロの音楽 ・「飽きない」ことが大切なmp3プレイヤーに適したももクロの音楽 ・YouTube的多様性を持つももクロの楽 ■まとめ 第3章 ももクロが創る未来 ◆ももクロはJ-POPを変えられるのか ◆あとがき 『僕等のセンチュリー~空のカーテン論 外への慈愛 内への決意』 (ばるすた執筆) ■なぜいまこの2曲を? ■制作された当時の状況 ・2012年12月24日にもたらされたクリスマスプレゼント ■僕等のセンチュリー クリスマスはみんなを笑顔にする非日常 クローバーの意味に対しての新たなる言及 「きれいごと」を、笑って言ってのける意味と強さ ■空のカーテン ・「空のカーテン」、その魅力 ・メンバーそれぞれの魅力 ・高城れにのウィスパーボイス ・玉井詩織の安定と変化 ・有安杏果の魂 ・佐々木彩夏の成長 ・百田夏菜子の切なさ ・内側、自分への応援歌 ■終わりに 『MIRAIE:女川現場備忘録』 (紀州梅執筆) はじめに 〈動き出すよ 君の元へ〉 〈我らの世界はまだ始まったばかりだ〉 〈頑張っChai Maxx〉 〈笑顔と歌声で世界を照らし出せ〉 おわりに 『ももクロは歌謡曲の荒野を目指す』 (なんくろ執筆) ・歌謡曲とは ・豊穣な音色の歌謡曲 ・演奏の少人数化と作曲者の膨張 ・大人数演奏のレフュジア ・アイドル冬の時代と新しいアイドルブーム ・キングレコード ・ももクロの楽曲 - アイドル・ソング期 ・ももクロの楽曲 - アクロバティックな楽曲期 ・ももクロの楽曲 - エンターテインメント期 ・ももクロの楽曲 - 宮本純乃介期 ・5TH DIMENSIONの衝撃 ・コンサートの位置づけ ・生演奏の力 ・荒野を豊穣の世界へ 『覚醒から覚醒せよ』 (さかもと執筆) 第1章 5人は色を失い我々は意思を剥奪される ● はじめに ● 緑色の海は現れない [日本ガイシホール公演] ● 「春の一大事」という形式を捨てる運営 ● ももクロは分断の歴史 第2章 バトルと次元上昇の二重螺旋 ● 自己紹介と非自己紹介 ● 脱原発と瓦礫のアレゴリー ● 無限の愛と天元突破グレンラガン ● バトルと次元上昇の二重螺旋 第3章 覚醒から覚醒せよ ● 真・春の一大事2013 ● 百田夏菜子監督の苛烈さ ● 玉井詩織監督の俯瞰感覚 ● 佐々木彩夏監督の突出 ● 有安杏果監督の慈愛 ● 高城れに監督の救済 ● 輪廻ではなく螺旋
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世界が感情を取り戻す ももいろクローバーZ論
¥800
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9人の執筆陣による、164ページ、約350000字の大ボリューム! 1.世界が感情を取り戻す さかもと @sakamoto444 ■ 第1章 ももいろクローバーZは我々に何を残す ● 「敵」とは何か ● 『魔法少女まどか☆マギカ』と乃木坂46の抜け出せない世界システム ● 「公式ライバル」という矮小化されたシステム ● AKB48に対する乃木坂46と、ももいろクローバーZに対するUFIの比較 ● 鹿目まどか不在の乃木坂46の抜け出せなさと、鹿目まどかをそもそも必要としないUFIの楽しい力強さ ● 90年代ジャンプバトルVSゼロ年代バトルロワイアル ● 絆コストと良き社会システムの運営について ● アイドルはみんな全力である ● 我々は一人ではない ● 不完全さが輝きを帯びる ● 揺れる身体 導引される身体 ● 人生を背負う覚悟 [ マネージャー ] ● 批判を聞かない姿勢 [ 演出 ] ● 憑依し見ている者を同化させる力 [ ダンス ] ● 直情的・短絡的・特異的 [ 楽曲 ] ■ 第2章 世界が感情を取り戻す ● 絆コストをかけるアイドル ● ファンは増え続けている ● 戦闘美少女:百田夏菜子の身体性による表出 ● 物語が輝度を加速させる ● 百田夏菜子は自身を写す鏡である ● 泣き虫返上:引き継ぎし者 玉井詩織の振幅 ● マネージャー川上アキラの意匠 ● 「甘えん坊」という名の調整 ● あかりんを引き受けた泣き虫少女 ● 玉井詩織の二重螺旋 ● ももいろクリスマス2012での「脱あかりん」という決意表明 ● 脱人称化という覚悟:ももクロのアイドル佐々木彩夏の悲哀性 ● 「箱入り娘」が望むべき子に育たないという逆説 ● なぜあーりんは愛されももちは蔑まれるのか ● 「佐々木彩夏」という悲哀 ● 魔法少女作品から読み解く佐々木彩夏 ● 泣き虫で負けず嫌いな小さな小さな大巨人:有安杏果の物語性 ● なぜ我々は有安杏果に惹かれるのか ● 『ももドラ』有安杏果回考察 ● 腹筋回数から読み解くももいろクローバーZ ● 有安杏果パートから読み解く成長物語 ● 幼児性を持つシャーマン:高城れにの脆弱性 ● メンバー最年長でリーダーを任された子供 ● 伝達するために必要なものを兼ね備えた美少女 ● 高城れにの繊細なはかなさ ● 週末ヒロインから毎日ヒロインになった覚悟 ● 進化スピードと変わらない核 ● Z伝説 終わりなき革命 ■ 第3章 柔和な革命 ● 紅白の向こう側 ● ファンが増えることによる不安 ● ももいろクローバーZが乗り越えるべきはももいろクローバーZである ● AKB48の宗教システムについて ● アンチの取扱説明書 ● AKB48グループ大量解雇とももクロの早見あかり脱退 ● 接触イベントによる近接性 ● 一曲一曲を研ぎ澄まし続けるももいろクローバーZ ● 紅白の向こう側とは過去との決別である ● ももクロが新たなインフラとなる ● 社会システムと宗教システムの大きな違いとは何か ● ももクロの社会性 2.ももいろクローバーZについての考察1 にるそん@ohtanilson 3.百田夏菜子論―世界のポラリスとして― すなお @continued_sunao 妖刀:有安杏果論 からふね @karafune_mcz 5.ももクロについて語るときに僕の語ること―ライブアイドルとしてのももクロ論 YOICHIRO @yoichiro__k 6.モノノフ論 ばるすた @fivevirgostars 7.現場・物語・ファン―極私的ももクロ論序説― 紀州梅 @yu_k68 8.ももクロに託された健全性への願い だん。 @dadandanda 9.地方から見たももクロ論 なんくろ@nan_kuro
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